12月に入りバイクを整備していると、タイヤの空気が少ないのを確認しました。


20年前から愛用しているコンプレッサーを所定の位置まで持って行き、電源を入れエアータンクを満タン作業をしていると、なかなかタンク内が溜まらなくさらにエアーのメーター付近から「シュー! シュー!」 とエアー漏れの音がして空気が入らない・・・!?


これって壊れたのですか?まじっすか?。・゚・(ノД`)



実家にあった古いコンプレッサーを使っておりましたので、操作方法自体は解るのですが、各部の部品構成についても全くしらなない為、頭が真っ白になりました。



これが壊れたら・・・3台あるバイクのタイヤの空気をどうしたらいいんだ?
いっそコンプレッサー自体を新しく購入してとも考えましたが、年末で資金調達が出来ず新しいエアーコンプレッサーを買う事もままならない現状でした。

20年前のコンプレッサーを治すべく
壊れた部品の、確認をしていきます。



20年前のエアーコンプレッサー





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20年前から使い続けている エアーコンプレッサー 
新興製作所 型番 BPC-8KD

 兄が以前買った物でしたが、新しい物を買ったらしく古いコンプレッサーを置いていきました。このコンプレッサーがあったお陰で3台あるバイクのエアーの管理出来き、さらに車のタイヤへのエアー管理も出来るので重宝しておりました。



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 壊れた個所は上記写真のココになります。
写真のここからエアー漏れがするので、適当に近くにあったビニールテープで塞いでみる事を思いつき、グルグル巻きにしまいたが全く効果がありませんでした・・


「ここを閉め込めば治るんじゃね?」と勝手に思い
スパナを使い閉め込みを行うと、更に悪化をしました!!!


今まで少しはタンク内の気圧を保っており使えてましたが、完全に空気漏れを起し全く使い物にならなくなりました。

合掌チーン Σ(゚д゚;)


「ふつうは閉め込んだら普通はエアー漏れが、止まるんじゃないのか???」

全く意味がわからん・・・治る所か壊してしまった・・・・
(((( ;゚д゚)))


分解してみた


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とりあえず、右も左も解りませんが分解を行ってみる事にしました。

アマゾンで発注するにも、ネジの大きさや型番・部品の名前すら知らない為、ネットで検索しようが無い困った部品です。写真で検索できませんからの・・汗


たぶん知ってる人が見れば、こんなの簡単じゃないか?と思われるのですが・・・

「私はこの部品名を全くの知りません 笑」

 

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 何気に裏がえしてみました所、ひび割れを発見しました。
どうやらここから?エアー漏れをおこしてるみたいだ・・・
考えられる経緯としては、経年劣化も去る事ながら最後に閉め込んだ際に、締めすぎが起きダメージを広げ破損させてしまた感じです。


「要はやっちまったな! オイ!触らぬ神に祟り無し」 

と言われる具合です。

新しい物も直ぐに買えず、かといって修理するにも部材名も解らず・・・
悩んだあげくSNSで聞いて見ることにしました。

写真をアップするにも、全体の部材なのか?それとも赤いキャップ部分なのか議論をしていると、どうやら赤いキャップ部分の部品名がわかりました。
あとはネジの種類になるのですが、計りようがないので知識を増やすべく調べてみました。

そもそもテーパーネジとか書かれていても、なんのこっちゃ?と言うレベルです。



部品の名前・ネジの種類


SNSで御返信を頂きまして、どうやらこの部品が「レギュレーター」と言う事がわかりました。 本当に感謝感激です。


 近場のホームセンターを4か所まわりましたが、売っているのは同じレギュレーターばかりで値段は3000円位でした。しかしネジ形状がRC1/4とか書かれており、初めてみる規格にどれを買っていいのか?判らずその場では購入ができませんでした。

そもそもテーパーと平行ネジの種類がわからない。
適当に買ってはお金の無駄というわけで地道に下調べです。


ネジの種類等々の引用をご覧ください。↓



管用ねじは、大きく分けると「管用テーパーネジ」と「管用平行ネジ」の2種類です。更にそれぞれ雌雄があり、おねじ(外側にねじが付いているもの)とめねじ(内側にねじがついているもの)を組み合わせて使用します。各種の役割と規格を見ていきましょう。



円錐形のねじで、先端に行くほど細くなります。規格番号はJIS B0203。水密性・気密性が高く、適正なトルクでねじ込むとがっちりと密着するため、水道管や真空配管などの配管に使用されるものです。

おねじをISO規格で「R」(旧JIS規格ではPT)、めねじをISO規格で「Rc」(旧JIS規格ではPT)と表し、この記号にサイズを付け加えて「R1/8」などと呼びます。

通常は「R」と「Rc」を組み合わせて使用するのですが、テーパーおねじに対して平行めねじを組み合わせる場合、ISO規格で「Rp」(旧JIS規格ではPS)で表される平行めねじを使用しましょう。「Rp」は管用平行ねじとは寸法許容差が異なり、別物として扱われるので注意が必要です。



円筒形のねじで、先端まで均一の太さ(平行)になっています。規格番号はJIS B 0202。主に機械部品の接合などに使用されるものです。

おねじ・めねじ共にISO規格で「G」(旧JIS規格ではPF)と表し、更にサイズを付け加えます。おねじの場合はサイズの後に、更に有効径の許容差による等級「A」もしくは「B」を付け加えるので、「G1/4B」などと呼びます。



管用ねじのサイズは、インチで表すのが一般的。小さいサイズから「1/8」、「1/4」…というふうに大きくなっていくのですが、独特の呼び方をする場合もあります。そこでインチの呼び方と、代表的な寸法についてまとめました。 おねじはねじの外径を、めねじはねじの内径を測り、同じ寸法のおねじ・めねじがぴったり合うものになります。ちなみにテーパーネジの場合は、おねじはねじの中腹あたり、めねじはねじのとば口を計測しましょう。

インチ呼び ねじ山数 おねじ外径 (φmm) めねじ内径 (φmm)
1/8 (いちぶ) 28 9.728 8.556
1/4 (にぶ) 19 13.157 11.445
3/8 (さんぶ) 19 16.662 14.95
1/2 (よんぶ) 14 20.955 18.631
3/4 (ろくぶ) 14 26.411 24.117
1 (いんち) 11 33.249 30.291



引用先 モノタロウ

管用のネジってこんなに色々あるんですね・・・
しかもテーパーとか初めて名前を知りました。


 真空管を作るにはテーパーのが良いみたいですが、どうせ個人で使う物だから、平行ネジでいってみようと思います。ネジの大きさの計り方がよくわからないので、現物をもってお店に行き、管用並行ネジ・テーパーネジサンプルがあり、外したパーツを実際に合わせられた為、凄く助かりました。




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写真を見て頂くと判るのですが、コンプレッサー接続側へは、1/8->1/4変換平行ネジが使われており、実際のエアー吹き出し口には1/4管用ネジになっておりました。


ここまで判れば!いけると思い修理開始!


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減圧メーターRc1/8取り出し口の付いている、この「レギュレーター」に決めた!



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見よう見まねで部品を揃えてみました。
とりあえず、取付口もだいぶ錆びているので、カプラソケットも新しくしてみようと思いました。あと見よう見まねで、パイプシール成る物も一緒に買って見る事にしました。
「減圧メーター」と呼ばれるメーターは、壊れていなさそうなので前の奴から外して使う事にしました。




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 とりあえず見よう見真似で取り付けてみました。
接続口にはシールテープを適当に巻き付け、ネジ込んだ状態です。
「減圧メーター」の取り付け口は、六角レンチで開ける亊で左右どちらでも取り付ける亊が可能みたいです。 向きを合わせて、前の部材より減圧メーターを移植しました。

こんなんでいいのかなぁ・・・



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1/8を1/4に変換した管ネジをコンプレッサーに取り付け完了!!!

コンプレッサーの電気を入れると、最初何故かエアーが出ませんでした。
何でだろうと?考えていると、レギュレターのキャップが閉まり放しになっておりました。



このレギュレーターはキャップ持ち上げると、+方向と-方向に回ります。
キャップを押し下げると、その位置でロックになります。

ロックされた状態ですと、左右に回せません。
減圧メーターを見ながら、大体の空気圧を決めていきます。

このキャップを開いてみると、エアーが吹き出してきました!
エアー漏れもないみたいだ・・・!




【音量注意です、ご注意下さい。エアーの音が出ます】

治った!凄く嬉しい!
嬉しいあまり動画も撮りました、左がタンク内の気圧メーター 右側が減圧メーターになります。
使っているときは、なんでメーターが二つあるんだろう?
と悩んでましたが、理解できました!

タンク内に溜まったエアーをそのまま使うと、一気にタイヤに流れ込む為減圧をしないといけないので、レギュレーターで制御するという仕組みになりその際、減圧メーターがあると便利という感じです。


これで、コンプレッサーの仕組みが良くわかりました。


恥ずかしながら、いままで良くわからず使っていました。
単純に空気なんて入ればいいやと思っていたのですが、各部品にはそれぞれ意味があり凄く
勉強になりました。


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